本日は高松のジュエリーリフォームのお話を。
おばあ様から譲り受けたサファイアの指輪をネックレスにリフォームしました。
▲「ステキなネックレスのリフォームが出来そうな予感…」
ご依頼いただいたお客様はすっきりとした若い女性です。絶やさない笑顔は聡明さをともなった魅力的な方でした。「亡くなってしまったおばあさんがいつも身につけていた指輪。なので私らしくデザインをしていただけないかしら…」と子供の頃はずいぶん可愛がってもらった記憶のある彼女。でも大人になって仕事し始めてからなかなか会う機会も減ってしまったととのことです。だからこの宝石はおばあさんの想い出がぎゅっと詰まった大切なものなのです。
さて、上のデザイン画は神戸から来ていた職人が担当したもので、実際には3パターンくらい描きました。
さあ、さっそく高松店でジュエリーリフォームのスタートです。
▲ 「裸んぼうになった宝石はキラキラと踊りだす☆」
写真の金属は昔の指輪で宝石を外したものです。慎重に取り出したサファイアとダイヤはさっそく新たな命が芽生えだしたようです。「なかなか綺麗な宝石だなあ、これはリフォームし甲斐があるぞ…」と職人さんはつぶやきます。
組み立ては約3週間の予定
(少し混雑していたので実際は4週間になってしまいました。)
▲「おしゃれに完成!」
トルソーに装着し長さや宝石のピッチを調整します。45cmのスライドチェーンはプラチナ製。10石のダイアは直径約2㎜で5石。覆輪部には丁寧なハンドメイドのミル打ちを施しました。青いサファイアをセンターに少し間隔をあけたステーションスタイルのネックレスです。
「来週仙台まで出張があって身につけて行きたいの。だから間に合ってよかった!」とにっこり。
なるほど、おばあ様のサファイアはネックレスになって彼女の仕事の姿を見守って、きっと商談もうまくゆくでしょう。
だといいな!
ホントに!